2011年3月11日、宮城県沖を震源とする国内観測史上最大の「東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)」が発生しました。
被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
日本はとても地震の多い国で、毎年常にどこかで大きな地震が起きていると言ってもいいかもしれません。このため、日本の家屋の耐震性はどんどんあがってはいるのですが、実は日本の家屋の3軒に1軒は耐震性に不安があると言われていることを、ご存知でしょうか?
昭和56年の法改正で、新しい耐震基準ができあがりました。これにより、震度5程度の地震では崩れない程度に。震度6強から7程度の地震が来たときにも、全壊など人命に影響が出ない程度の強度にすることが目標とされました。
つまり、昭和56年以降の家屋であれば、この新耐震基準で作られた家屋なのである程度大きな地震が来ても耐えられる可能性は高いと言えます。一方、それ以前の家屋であれば、大きな地震に対する耐震性に疑問があるということになります。
このため、現在の日本の家屋の3軒に1軒は耐震不足と言われています。
昭和56年よりも後に建てられた家屋であっても、以下のような条件に当てはまっている場合には耐震性に疑問があります。ぜひご自身でチェックしてみてください。
1.家屋が正方形よりは長方形
正方形でできているのがもっとも耐震性にすぐれ、縦長や横長になればなるほど耐震性不足になりやすいと言えます。あなたの家屋はどうでしょうか。
2.壁の量が十分でない
壁一面に大きなガラスの窓があるなど、壁の量が十分でない場合、耐震性が非常に下がりやすくなっています。
3.壁の量のバランスが悪い
片方の壁面はまどばかり、片方の壁面は壁ばかりというものでは、やはり倒壊しやすく地震対策としてはあまり良い作りとは言えません。
4.基礎部分も木造になっている
家屋そのものが木造になっていることは、それ自体が大きな問題ではないのですが、基礎の部分が木造になっていると話は別です。耐震性に問題があると言った方がいいかもしれません。
5.壁がない面がある
大きなガレージが口を開けているなど、一面すべてが壁になっていないという面がある場合にも要注意です。凹凸のある家は耐震性に優れているとは言いがたいのです。
6.部屋の中に壁がない
大きな部屋が2つ隣り合っていて、その境界に壁がないなど、部屋の中に壁があまりないという構造では、壁のある構造よりも耐震性は下がります。
以上の項目に2つ以上当てはまる場合、昭和56年以後に作られた家屋でも耐震性に問題がある可能性があります。
耐震に関する相談は、一級建築士や耐震診断士に相談してみるのが一番です。
たとえばリフォーム業者にいきなり連絡してしまうと、しつこい営業、勧誘を受ける可能性があります。また、耐震性に不安がなくても無駄な工事をされてしまうケースもあるでしょう。業者自身が耐震に関する十分な知識を持っているとも限りません。
一級建築士が無料で耐震に関する相談を受け付けているサイトもあります。ぜひ活用してみてください。
Copyright 簡易耐震診断ガイド〜自分でできる耐震診断チェックリスト 2010